こんにちは!釣りうさぎです。
海釣り・川釣りなんでもやります! 自己流でやってたくさん失敗した私がその経験を活かして
釣り初心者さんにできる限りわかりやすく!丁寧に!お伝えしていくブログです。
ちなみに今回はタナゴの釣り方・釣り場や必要な道具などなど画像・イラスト付きで初心者さん向けに優しく解説します!
読んだらきっと得するので、是非チェックしてみて下さい!
タナゴとは?

タナゴは淡水魚の一種でコイ目コイ科タナゴ亜科タナゴ属に分類されます。マタナゴという別名で呼ばれたりもします。上下の写真のように扁平な体をしています。日本にいるタナゴの種類は18種類。
大きさはは5cm~15cm程度です。


小さくて可愛らしいですね!
北海道を除く(北海道には外来種のタイリクバラタナゴがいます)ほぼ日本各地に存在しています。
池、用水路、小さな川(流れが緩やかなところ)に生息しています。
産卵時期(タナゴの産卵期は種類によって異なります。春の産卵型と秋の産卵型に分かれ、春型は3月~7月頃・秋型は8月~11月頃です)になると各種二枚貝などに産卵するのですが、オスが婚姻色になりとても綺麗になります。


赤・青・緑と混ざってとっても色鮮やかでキレイですね!
タナゴ専用のタックルがあるので、それを使ってウキ釣りなどで釣ることができます。更にタナゴの婚姻色にも大変魅力があるため観賞用として販売もされており、比較的飼育が容易な魚です。
タナゴの種類
日本に生息するタナゴは全部で18種類おり、ほぼ日本全国に存在するタナゴや一部の地域だけに生息するタナゴがいます。タナゴの種類ですが例えば、マタナゴ・ヤリタナゴ・カネヒラ・ニッポンバラタナゴ・タイリクバラタナゴ(オカメとも呼ばれます)などなどいます(全部は紹介しません)
ちなみにウミタナゴという魚もいますが、これは「海にいる魚です」。体調も25センチくらいになる。海の防波堤などから釣ることができます。
タナゴの釣れる時期・時間帯は?

続いてタナゴの釣れる時期・時間帯を紹介します!
【タナゴの釣れる時期】
タナゴはほぼ一年中釣ることができます。
ただ、冬は釣りづらくはなるので春から10月頃までがベストシーズンと考えてよいでしょう。

タナゴは水温が上がってくると活性があがるので釣れやすくなります。冬の寒い時期は深場に移動してしまうため日中の比較的暖かい時間帯に挑戦しタナゴが溜まっているところ見つけることができれば釣れることもあるようですよ!
ちなみに春先はまだタナゴが小さい可能性があるので針も小さめを使用しましょう。

暖かい時期に釣りやすいと覚えておけば良いですね
【タナゴの釣れる時間】
タナゴの釣れる時間ですが、マズメ(①日の出前後1時間程度・②日の入り前後1時間程度)の時間が良いです。

時間にこだわらず釣れなければちょくちょく場所移動することも大事です。
冬など寒い時期に釣るなら水温の上がる昼過ぎが良いと思います。
【タナゴの釣り場】タナゴはどこで釣れる?

タナゴが釣れる場所は池や用水路、流れの緩やかな小川。止水域、タナゴの種類によっては少し流れのある川や湖岸などで釣れたりもします。
テトラポットなどが沈んでいるような場所も狙い目!ちなみにタナゴの釣り堀があるところもあります。

ちなみに、動かず1か所に座って釣ることを「エンコ釣り」と言います!
①池や沼

②用水路

③小さな川・水門近く(流れが緩やかなところ)

などで釣ることができます。
違う場所に放流はしちゃダメ!
釣ったタナゴを別の場所に放流しないように注意しましょう。釣ったタナゴを持ち帰る予定がなければ釣った直後にリリースしましょう。
釣った魚を一時的に鑑賞したい場合は↓の観察ケースにいれて観察すると良いです!

値段も安いですし、魚をじっくり観察でき写真を撮ったりできるので小さいお子様もじっくり見せてあげることもできるのでおススメですよ!
タナゴ釣りで必要な道具(タックル)は?

タナゴ釣りに必要な道具ですが竿と仕掛けとエサがあればとりあえず釣りはできます。
その他あったら便利な道具も含め一つずつ紹介していきますね!
タナゴ釣りの竿と仕掛けをセットしたイメージ画像はコチラで紹介しているのでどんな感じになるのか確認したい方は見てください!
竿
タナゴ専用の竿があるのでそれを買いましょう。
竿の長さですが、釣る場所によって必要な長さは変わってきます。とりあえずまだ釣る場所も決まっていないなら1m~1.5m程度の長さの竿を購入すると良いです。

用水路や小さな小川で釣る場合は短い竿(1m前後~120㎝程度)でよいですし、湖など少し遠くを狙いたい場合は3~4m程度の長さが必要になってきます。
おすすめの竿を2つ紹介します。
①DAIWA ひなた
このDAIWAの「ひなた」は身近な川などで小物釣りをするのに最適な竿です。
何がおすすめかと言うと、まず長さの種類が全部で8種類あり自分が釣るフィールドにあった長さの竿を購入できること、更に仕舞寸法がなんと24.5cmの超コンパクトサイズ!

常にカバンの中に入れておけばいつでもどこでも釣りができる!
②TIEMCO 幸釣(コウチョウ)二三四
こちらの竿の特徴はなんといっても「竿の長さが調節可能である!」ことです。
実際に釣りをすると「竿がもう少し長かったら・・」「もう少し短かったら釣りやすいのに・・」と思うことが度々あります。
この幸釣二三四は約0.95m、約1.2m、約1.4mの3通りの長さに変更することができるので色んな釣り場に対応できるのが素晴らしいです。
仕掛け
タナゴ専用の仕掛けがあるのでそれを購入すると良いです。糸と親ウキと糸ウキ、更に針までセットになっているので竿に取り付けるだけですぐに使用できます。
タナゴ専用の仕掛け↓
あと根がかりや針が使えなくなってしまった時のために替えの針も用意しておきましょう。タナゴは口が小さいので「極タナゴ」という針がおすすめです。針がとても小さく、3~4cm程度の小さなタナゴも釣ることができます。
更に幹糸(竿の先につける糸)とハリス(針についている糸)を簡単につなぐために便利な道具があるので紹介しておきますね。

これがあるのとないのとでは針の交換の手間に雲泥の差がでるので絶対にあった方がいい気がします。しかも板オモリ取り付けゾーンがあるのでその点でもおすすめ!
ウキについて
たなご仕掛けには親ウキと糸ウキと2つのウキを使用します。
↓が親ウキ(一般的なウキの形してますよね)

↓が糸ウキ(小さな丸い球が何個もありますね、これを糸に通して使用することで目印となりアタリがきづきやすくなるなどの効果があります)

板オモリについて
「板オモリはなくても釣りはできます」
ですが、深い場所を狙うときなどウキをゆっくり沈めながら釣る方法が効果的な場合があります。その際のウキの浮力調整をするのに板オモリというオモリを使用します。
板オモリは少量ずつカットしてウキの浮力を調整して使用します。0.1mmから0.2mmの極薄タイプを用意しましょう。
エサ
エサはタナゴグルテンというものがおススメです。練りエサなので「虫が苦手!」という方でも扱える上、水を加えるだけ簡単に使用でき且つ保存もきき水中でばらけるため集魚効果も期待できる素晴らしいエサです。
タナゴグルテン(競技用)というものもあります。タナゴグルテンよりもグルテン量が少ないため、バラけやすく集魚効果が高いです。数釣りにおすすめですが、バラけやすいので初心者さんはタナゴグルテンから始めると良いと思います。
エサには黄身練りというものもあります。作り方はグルテンと一緒ですが、練り終わった後に注射器のような道具に入れて使用します。初心者さんはタナゴグルテンで良いと思います。
観賞用ケース
釣った魚を観賞したり写真をとったりするのにあったら便利です。タナゴじゃない魚が釣れた時も「これなんだ?」とじっくり観察しながら調べたりできるのでマジおススメです。しかも安いです。

水汲み(生かし)バケツ・エアポンプ
釣った魚を入れておいたり、汚れを洗い流したりと結構便利です。「あーバケツがあれば!」と思うこときっとあるので持っていくと良いと思います。
↓のバケツはエアポンプ入れ付きなので、釣ったタナゴを長時間生かしておくことができ、ゆっくり観察や撮影が可能ですよ!
↓の商品はエアポンプです。釣った魚を長時間生かしたいときは必須なので用意しておきましょう。乾電池式なら充電の必要もないですし交換用の電池さえ持っておけば何時間でも使用できますね!
網(アミ)
大物がつれる(タナゴじゃない魚)可能性も0ではないのでそれを引き上げるために釣り用の網があるとよいです。

以前、小物の釣りを楽しんでいたらとんでもなくでかい魚が釣れて引き上げるのに死ぬ程苦労したことがあります。
↓の商品は小さく折りたたむことができコンパクトに収納することができる網です。コンパクトに収納できるため、持ち運びもラクチン!更に収納ケースにはベルト通しがついているのでタックルベルトに通すこともできます。
虫よけグッズ(おにやんま君など)
タナゴ釣りは春から秋と虫が出現する時期の釣りになるので虫との闘いはきっと避けられないでしょう。
虫よけスプレーや屋外で使用できる蚊取り線香、おにやんま君、あかねちゃんなどを用意し少しでも快適に釣りができるよう準備することも大事です。
↓のブログで「おにやんま君」と「あかねちゃん」の紹介をしているのでどのような効果があるのか?など確認してみてください!
タナゴ釣りの仕掛けのセットの仕方・イメージ画像

タナゴ釣りの中でもメジャーな「タイリクバラタナゴ」の仕掛けイメージ画像を紹介します。竿や仕掛けを全てセットすると↓のようになります。

タナゴ専用竿の先に市販のタナゴ仕掛けをセットすればほぼ完成します。あとは場合によってはハリス止めに板オモリをセットしウキの浮力調整を行えばよいです。
ウキの浮力調整について

「ウキの浮力調整」とはタナゴ仕掛けにオモリ(板オモリ)をつけてウキの浮力を調整することです。
絶対に浮力調整が必要という訳では無いですが浮力調整をすることでタナゴを探る範囲が広がります。例えばウキがじっくりと沈むように調整すればより深いところを探ることができるんですね!
市販のタナゴ仕掛けにも浮力調整する為の板オモリが付いているものもありますが、もしついていない場合は別途板オモリ(厚さ0.1mmを購入しましょう。
タナゴの浮力バランスは3パターンあります。
- トップバランス
- ゼロバランス
- シモリバランス
トップバランスは親ウキの頭の部分が水面からちょこっと出ている状態、ゼロバランスは水面のすぐ下にある状態。シモリバランスはゆーっくりとオモリが沈んでいく状態のことを言います。
ゼロバランスやシモリバランスにしたい場合は、仕掛けに板オモリをセットし水面に浮かべ、まずはウキの状態を確認しましょう。
後は板オモリを少しずつカットしながら調整していきます。
エサの作り方・付け方について

まずタナゴのエサについてはコチラで詳しく紹介していますが、今回は一番メジャーなタナゴグルテンの作り方と付け方について紹介します。
タナゴグルテンとは↓のような商品で、水を混ぜて使用します。
【エサの作り方】
①タナゴグルテンの容器の中には付属のスプーンが入っているので別の容器に1:1の割合で水を入れよく混ぜます。
②しっかり混ざったらなじむまで数分待ちましょう。それで完成です。

浅いところのタナゴを狙うならちょっと柔らかめに、深いところを狙うなら少し固めにと加える水の調整をしてみるのもアリです!
【エサの付け方】
針を手で持ってグルテンを引っ搔くようにしてエサを付けましょう。エサはタナゴが食べられるサイズなのでちょこんとつく程度です。

ハリ先に付けるエサの量はほんのちょっとで良いです。ただ、釣り始めはタナゴを寄せる為に多めにつけるのもアリです!
タナゴの釣り方

仕掛けをセットしたら早速釣ってみましょう!
まずエサ(タナゴグルテン)付けですが、最初は集魚効果を高めるためにちょっと多めにつけ、アタリがで始めたら普通の量に戻すと良いです。
仕掛けを投げ入れたら親ウキや糸ウキの動きをしっかり見ましょう。親ウキに反応がなくても糸ウキに変化がでます。(糸ウキが上下や左右に動いたらアタリかも!)
タナゴ釣りは非常に繊細な釣りなのでウキに微妙な変化があったら軽くアワセましょう。

シモリバランスという仕掛けがゆっくりと沈んでいく浮力調整をしている場合は仕掛けが底についたら親ウキを水面近くまで上げてゆっくりと仕掛けを落としていくのを繰り返しましょう。
タナゴが釣れたらピンセットなどの針外しを使って針を外すか、水で濡らした手でタナゴを触って手で針を外しましょう
タナゴが釣れない!
タナゴが釣れない場合はそもそもそこにタナゴがいない場合もあるので場所移動も大事です。
タナゴの反応があるようだが、「釣れない!」場合は針のサイズを小さくしてみましょう。針が大きすぎて針がかりしないなんてこともあるからです。あとは針につけているタナゴグルテンの量が多い場合もあるので針先にちょこんとつく程度に調整しましょう。
「これ一冊でわかるタナゴ釣り」というおすすめ本!
実は「タナゴ釣りははじめて」という方向けの入門書があります!タナゴ釣りに必要な道具から実際の釣り方まで解説。
更にウキの浮力調整のことやエサの練り加減と言ったコアな情報まで盛りだくさんの内容となっているので興味がある方は購入おすすめです!
まとめ
今回はタナゴ釣りについて初心者さん向けにもできる限りわかりやすいように解説しました。まとめると
- 日本にいるタナゴの種類は18種類
- タイリクバラタナゴというタナゴを釣るのがメジャーで婚姻色になると綺麗
- タナゴはほぼ一年中釣れるが春頃から10月頃までがシーズン
- タナゴは小川や用水路などで釣れる
- タナゴ専用の竿・仕掛け・エサがありそれを使うのがおススメ
- 仕掛けをセットするだけで簡単だがウキの浮力調整が必要なこともある
- エサはタナゴグルテンがおすすめ。水を足して混ぜるだけ
- タナゴ釣りはウキの動きを観察してアタリを見極める
タナゴ釣りはとても繊細な釣りですが、子供から大人まで楽しむことができ、釣り場も近所の小川や用水路で良いので竿・仕掛けやエサを常に持ち運びたくなってしまいます。
タナゴの婚姻色はとても奇麗です。安全に釣りを楽しみましょう!
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